夏休み2017 ブルガリアの旅＊Day5 プロブディフ～シプカ～ヴェリコ・タルノヴォ

夏休みブルガリア旅の記録もいよいよ5日めです。2泊したプロブディフを出て、まず向かったのはシプカ。薔薇で有名なところで、ブルガリアの薔薇まつりもこのあたりでやるそう。残念ながら真夏なので咲いておらず～～～。

シプカの僧院です。ロシア式の教会ということで、確かにたまねぎがっ！！中では子供を授かったときに行うという儀式（洗礼みたいなもの？）が行われていました。実はこの前ソフィアでも教会で洗礼を見ることが出来ていて、ここでも儀式が見れてなんだかラッキー！
ブルガリアの教会は水色などきれいな色をたくさん使ったイコンが数多く飾られており、非常に見応えがあります。この僧院も非常に内部の装飾が美しかった。儀式が行われている間は讃美歌が歌われ、これがたった3人で歌われているにもかかわらず僧院全体に響き渡り、なんとも厳かで神聖な雰囲気でした。

僧院の外では手作りのヨーグルトやはちみつが売られていたよ！ここのヨーグルトは美味しい！とブルガリア人のお友達、エリサも言っていた！地方の手作りフードが美味しいっていうのは日本も一緒かなぁ。エリサもおみやげにヨーグルト買ってた！！

続いてシプカ峠。山の上です。
あとから知ったんだけど、この近くに旧ブルガリア共産党本部の建物が廃墟として残っていて、世界三大廃墟として有名らしいですね。。いまは厳重に封がされていては入れないらしいけど、以前は余裕で潜入できたとか。行ってみたかったｗブルガリアって、ついこの間まで共産主義だったんだよね。このシプカ峠は、ブルガリアがオスマン帝国のトルコ人支配から独立することになった戦争が行われた舞台。ブルガリア vs トルコの戦争に、ロシア（帝政時代）がブルガリアを支援する形で入った露土戦争の舞台！

ブルガリア人友エリサの旦那さん（以下パパｗ）の説明によると、この峠の上から、ブルガリア人はありとあらゆるものを転がり落とし、トルコ人を撃退したのだとか。最終的には戦死した戦友をも放り投げて応戦したのだそう。
ちなみにここ、本当に切り立った崖になっていて自分も足を踏み外したら転がり落ちることができそうですｗ

シプカ峠のあとは、Etar Architectural-Ethnographic Complexへ。民族建物資料館みたいなかんじ？

内部には昔ながらのブルガリアの建物がたくさんあり、いくつかの建物はお土産屋さんになっていて、工芸品などを買うことができます。
小川も流れていてすごく雰囲気の良い素敵な場所！ちょっと違うかもしれないけど府中郷土の森を思い出した・・・ｗ
ちなみに内部にレストランがあり、建物のすぐ横の木陰のテラス席でランチをいただきました。・・が、ごはんの内容は変わり映えしないので省略！ｗ

そして、この日の最終目的地ヴェリコ・タルノヴォへ向かいます。
ヴェリコ・タルノヴォは、琴欧州の出身地として有名な場所。調べたら琴欧州のご実家はヴェリコ・タルノヴォの中でも少し離れたところのようだった・・・けど、ホテルには琴欧州の手形が置いてあったよ！！地元のヒーローなんだなぁ(*´▽｀*) ちなみにここのホテル、ああこれは共産党時代に作られたんだろうなぁという規模のでかいホテルで、いまじゃ半分廃墟のような雰囲気・・・Googleのレビュー見たら、映画のシャイニングみたいな雰囲気って書いてあったけど、分かる気がする！（映画見てないけどあらすじだけ知ってる。。。）この少々不気味なホテルに荷物を置き、まずはツァレヴェッツの丘に向かいます。ヴェリコ・タルノヴォは、第2次ブルガリア帝国の首都として栄えた場所で、ブルガリアで最も古い都市のひとつなんだそう。
ここでエリサとパパとはしばしお別れ。

丘を登って行くところは、なんだかモンサンミッシェルみたいな雰囲気でした。